会社の健康状態を判断できる知識が身に付く!

簿記の資格は、持っていても直接収入に関係する資格ではありません。

簿記の資格だけで独立して事務所を開設することはできませんし、会社員の場合は毎月のお給料に資格手当てが付く、ということもないでしょう。

それでは、簿記資格を持つメリットとは、どこにあるのでしょうか。

社会人として、企業人として活躍できる力が付きます

簿記を学ぶ利点とは、具体的にはどのようなことなのでしょうか?

簿記を勉強することで身につく知識や判断力、簿記的な感覚は、社会人として企業の即戦力となれるだけではなく、将来的には営者としての基礎となってくれるものでもあります。

以下にポイントを整理します。

経済の動きを正確に把握できる

企業は1年ごとに決算という手続きを行い、外部向けに決算書という報告書類を作成しなければなりません。

決算書は、一定の期間でいくらの利益があったかを示す損益決算書や、ある時点での財政状態を示す貸借対照表などがあり、これらの書類作成には、簿記の知識が必要とされます。

簿記の勉強では、企業内で日常的に行われている取引をどのように記録し、どのように外部向けに報告書としてまとめるのか、という点を学習しますので、必然的に経済の仕組みや動きを理解できるようになるわけです。

金銭感覚が身につく

簿記の学習で金銭の出し入れを記録する技術を学ぶことによって、自分が毎月どのようなことにどれだけのお金を使っているのかを自然に気にかけるようになってきます。

出入金のバランスを頭でイメージできるようになり、金銭感覚も身につくでしょう。

経営戦略などのシュミレーションができる

企業の経営者が商品の価格決定や在庫管理などをする際には、簿記の技術を使って作成された数々の書類を参考にして行われます。

商品を何個以上売れば儲けが出るか、といった具体的な金額を計算できるようになるので、企業のさまざまな状況を把握することができるようになって、経営戦略を立てることもできるようになるでしょう。

会社員としての基礎を身につけられる

一言で言ってしまうと、簿記資格を取得することで『会社員としての基礎の知識が身に付く』ということです。
簿記の技術を身につけることで、企業のお金の流れが正確に見えるようになるというのが一番大きなメリットです。

自分の勤める会社のお金の流れを知ることで、経営状態を具体的にイメージすることができます。

たとえ経理の部署に配属されていなくても、会社勤めをしている限りはずっと役に立つ知識といえるでしょう。

例えば、営業の仕事をしていたとしても、自分の所属している部や課でどれだけの売り上げがあり、どれだけの利益が発生したのか、現在の状況を把握するときに、簿記の知識がモノを言うのです。

就職にも有利な資格

このことは、これから就職を目指す学生さんにとっても有利だと言えます。あなたの履歴書の資格欄に“日商簿記2級”と書いてあるのを見れば、

面接官は、あなたのことを『経営状態を把握する技術を持っている』と判断してくれるに違いありません。

簿記の資格をもっているから有利になる、というよりは、簿記の技術(簿記的思考)を持っていると判断されて有利に働く、ということなのかもしれませんね。

簿記の知識は、いますぐ収入アップにつながることはないかもしれませんが、この知識をベースにして長い間社会人として経験をつむことによって、少しずつ他の人との差を感じてくるようになるでしょう。

社会人として生活するにあたって、あなたの大切な宝物となってくれるかもしれませんよ。