続いて、日商簿記検定試験の試験概要を確認しておきましょう。また、試験日程から2&3級試験の学習スケジュールを検討してみます。
目次
日商簿記検定試験概要
受験資格
年齢、性別、学歴に関係なく誰でも受験することが可能
試験日程
年三回実施/2月の第4日曜日、6月の第2日曜日(1級試験は実施なし)
11月の第3日曜日
実施場所
全国の大学や高校など指定会場で実施
受験料
- 2級 4,500円
- 3級 2,500円
申込方法
全国の商工会議所及び「商工会議所の試験」サイトでの受付
試験科目等
受験級 | 試験科目 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|---|
2級 | 商業簿記・工業簿記 | 120分 | 各70点 ※部分合格無し |
3級 | 商業簿記 | 〃 | 70点 |
具体的な学習スケジュール
上記のとおり、日商簿記検定の2級、3級ともに試験は年3回実施されるため、チャンスの多い試験といえます。
しかし、だらだらやれば学習にかかる費用も時間も無駄になります。
どうせなら、1発合格を目指しましょう。となれば、それ相応のスケジュールを立て挑む必要があります。
それぞれ3回の試験間は、2~6月で3ヶ月と2週間、6~11月で5ヶ月間、11月~2月で3ヶ月強となります。
つまり、最短期間で3ヶ月となるため、この3ヶ月間で2、3級を同時取得するためのスケジュールを組み立てれば、次回の試験まで余裕を持ってじっくり学習ができるのです。
3ヶ月で2&3級を1発かつ同時に取得する!
まず、簿記の基礎知識であり独学でも取得可能とした3級にかける学習期間は2週間。
一見、短いと思われるかもしれませんが、一般に「3級は1週間で取れる」とされているため、十分な期間といえます。
その代わりに、難関である2級対策として2ヶ月半の学習期間を充てるわけです。
なお、学習及び試験に必要なのが電卓です。学習の前に使い慣れた物があればその電卓を。
無ければ購入しましょう。また、購入のポイントとしては、打ち損じが少ない中型~大型ものを。
また、累計計算が可能なメモリーキー(M+、M-)と、
総合計計算が可能なグランドトータルキー(GT)がある物を選んで下さい。
この2つの機能が計算速度を飛躍的に向上してくれます。